こんな記事でも読まなければ取り出すこともない。久しぶりに廣重の100枚を拡げてみた。記事というのは、10日ほど前に朝日新聞にのった「好きな江戸の絵師」という特集記事である。
1位:葛飾北斎 2位:歌川廣重 3位:尾形光琳 4位:俵屋宗達 以下、喜多川歌麿、伊藤若冲と続く。江戸絵画のブームが続いていると記事にあった。で、取り出したのがこれである。
100枚には、番号が振ってある。これは1番「千住乃大はし」 松尾芭蕉は、ここから奥の細道の第一歩を踏み出した。そして記す。「千じゅと云所にて船を上がれば、前途三千里・・」 民謡 川越舟唄の舞台もここか?
何気ない江戸の風景が、近景と遠景の極端な切り取り方や、俯瞰、鳥瞰などを駆使した視点、またズームアップを多岐にわたって取り入れるなど斬新な構図が多く、どの絵を見ても見飽きない。
当方が持っている廣重は、勿論本物ではない。新印刷による「広重名所江戸百景」 <暮らしの手帖社> 今でも、我ながらよく買ったと思うのだが… A4版100枚で、33,000円もした。当時の江戸の地図がついており、対象の絵と対比できるように番号が振ってある。見ているだけで楽しめる。
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