今年の9月、歯が割れるという予期せぬ事態になって歯科医にかかった。「できるだけ抜かないで治療する」ということをコンセプトにしている歯科医院なので、長期間になることは了解済みだ。
が、それにしても・・ と思うほど長い。もっとも、割れた歯の治療はすでに終了している。神経を抜き根の治療を終え、金属冠で補強するといい方法だった。1-2日間の後には違和感もなくなり、今は、全く問題はない。
「この年齢で、ここまで自分の歯が残っているということは、自慢してもいいですよ」とドクターには、褒められている。
にもかかわらず、まだ通院中であるのは何故か? それは、ドクターの勧めに従って歯石の除去をしてもらっているからである。
「歯みがきでみがき残した歯垢が、唾液の中のミネラルと結合して、硬くなって歯石が出来ます。歯についた歯垢は、たった2日間で歯石になります。歯と歯ぐきの境い目や歯と歯の間にできた、それこそ石のように硬い歯石は、歯磨きだけでは取り除くことができません。」
「きちんと磨いても歯石って出来るんですか?」という当方の問いに対するドクターの説明である。理論的でわかりやすい。「定期的に歯石を取ることが必要」なのだそうだ。
歯石の除去だけで、まだ2回も行かなければならない。少々、いやになりかけているが、救いは、担当の女性歯科衛生士。若くて美人。しかも、笑顔で愛想がいい。その人と話ができる。それだけを楽しみに通い続けている。
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